乾燥対策にも薬膳を

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秋も過ぎ、気温が降下あるこの季節。 紅葉が美しい京都や奈良、そして雄大な自然を満喫できる山々へのお出かけが魅力的に感じられますよね。 特に山頂で澄んだ空気を味わいながら、挽きたての豆から淹れるコーヒーを楽しむ贅沢は、至福のひととき。大自然の中で五感が研ぎ澄まされる、そんな特別な体験を今月こそ実現したいところです!

 

特に秋は「乾燥の季節」とも呼ばれ、湿度と気温の低下により肌のバリア機能が低下しやすくなります。乾燥が気になる方も多いのではないですか? 外側からのケアももちろん大切ですが、実は秋は身体の内部からの保湿が重要です。東洋医学の視点から「肺」と「乾燥」は密接に関係しており、肺が乾燥状態になることで、皮膚や粘膜も潤いを手に入れることができます。

 

こんな秋に注目したい食材が「れんこん」です。 れんこんには肺を潤す効能があり、中医学に関しては「補陰潤(ほいんじゅんそう)」の役割とされています。身体を冷やしたり潤したりするエネルギーのことで、特に乾燥が強いまる秋には陰の補充が重要視されます。れんこんは、ビタミンC、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれており、免疫力を高めるだけでなく、抗酸化作用によって肌の保湿や老化防止にも効果が期待されます。

 

私自身もアレルギー体質で、季節の変わり目は肌の乾燥やかゆみに悩まされることが多いですが、この季節には意識してれんこんを食事に取り入れています。目が覚めたこともありましたが、れんこんを日常的に摂取するようになってから、そのような悩みが軽減され、睡眠の質もあがりました。

 

特に寒くなるこれからの時期には、れんこんを使ったスープや煮込み料理が最適です。 れんこんの水溶性食物繊維が体内の老廃物を排出し、体を内側からデトックスするサポートをしてくれるだけでなく、温かいスープにすることで身体も芯から温まり、自律神経を整える効果も期待できます。

 

乾燥しやすいこの時期だからこそ、ぜひ身体の外からしっかりケアをして、潤いに満ちた秋を過ごしましょう!