認知症と海馬について

今日はアルツハイマー型認知症と海馬の関係について・・・

 

アルツハイマー型認知症で最初にダメージを受ける場所が海馬です。

 

 

では、なぜ海馬が損傷すると記憶障害を起こしてしまうのでしょうか?

 

 

大脳辺縁系の一部である海馬は人間の脳のなかでも非常に重要なところ。

 

人間が人間の生活を送るために、生物が生きていくために必要な器官で、

 

形、匂い、音などに関連した様々な情報を取りまとめて、記憶としてデータ化し

 

物事を知識として蓄積していく重要な役割を果たしています。

 

実は日常的な出来事や勉強などを通して覚えた情報は、

海馬で一度ファイルされて整理整頓されます。

 

その後、必要なものや印象的なものだけが残り、

大脳皮質に溜められていきます。

 

私たちの脳の中で新しい記憶は海馬に、

古い記憶は大脳皮質にファイルされているのです。

 

 

ですから、海馬が正しく働かなくなると、

私たちは新しいことをうまく覚えられなくなってしまいます。

 

 

昔のことは覚えていても、新しいことはすぐに忘れてしまうのです。

 

アルツハイマー型認知症の方がついさっきのことを忘れてしまうのはこのためです。

 

 

続きはまた後日