まだまだ続くコロナの話題。
旅行に出ましょう!
なんてキャンペーンが催されたりでしたが、出歩く機会に遠慮が生じるのもまだまだ否めません。
その影響から運動量も減ってしまい、
からだを動かしていないからか身体が固まってきている…
というお声をよく耳にしています。
では実際のところ、あなたの身体の「どの部分」が固くなっているのでしょうか?
自分でも正確に把握してみましょう。
からだの固さを知るためのバロメーターになる『ある動作』を使ってテストしてみてください。
その方法とは『アジアンスクワット』、平たく言えば『うんこ座り』なんです。
せっかくストレッチなどに取り組むなら、効率的に行いたい。
自分のどこが固くなっていて、どの部分をしっかりケアしてあげるのがいいのか、その指標を『うんこ座り』に教えてもらいましょう。
では、手順を解説していきます。
①まっすぐに立った状態で、足の幅は肩幅、もしくは肩幅よりほんの少し狭いくらい。
②腕は力を抜いてだらんと垂らすように、太ももの前部分に手のひらが優しくふれるくらいのポジションで。
③そこから両腕を挙上し、バンザイのようなポーズをとりましょう。この時、挙げた腕の手のひらが顔の方を向くようにします。
④腕を挙げた体勢を維持しつつ、ゆっくり膝を曲げしゃがみます。腕は上げたまま、かかとを地面から離さないように行うのがポイントです。
⑤お尻を下げきったところで落ち着きます。
実践の前に注意してもらいたいのが、
無理をして転んだりしないように
気をつけてもらいたいこと。
手順④の動きを行う際、人によっては『しゃがみきれない』というケースもありますから、無理のないようできるところまで行うようにしてください。
固い部分の影響で、しゃがみこんだ時にバランスがとりにくいケースもありますので、その点にもご注意を。
支えになるものが近くにあると安心かもしれませんね。
手順を実践した中で、チェックしてほしいポイントを解説していきます。
確認したいのは、大きく3つのポイント。
1つ目は、
首や肩が固い
かどうかのチェック。
腕を上げたままではしゃがみにくい
首がつまるような感覚がある
胸が苦しい
といった体感がしゃがむ動作に伴う方は、首や肩を中心にしたストレッチなどを取り入れると効果的です。
2つ目は、
腰や股関節、太ももうらや足首が固い
かどうかのチェックポイント。
お尻が下げきれない、下げるのが苦しい
脚の前後が緊張する感覚がある
かかとが浮いてくる
といった体感がある方は、腰の骨の動きやすね・ふくらはぎなどをケアしてあげてもらいたいです。
最後の3つ目は、
お尻の筋肉が弱い、太ももの内側の筋肉が固い
かどうかがチェックできるポイント。
しゃがみこむときに膝の位置をキープできない(内側に入ってくる)
からだが前に倒れこみそうになる
といった体感があった方は、臀筋・内転筋の弱さや固さをケアするのが効果的になります。
一つの動作でも、その人によって体感できる感覚は全く違います。
『うんこ座り』は、背骨・股関節・骨盤の動きに対し、他のどの部位が無理なフォローをしているかがチェックできる簡単な動作。
特に女性にとっては骨盤底筋のためのケアにも最適です。
生理の重さや便秘などの症状にも影響される筋肉ですので、しっかり整えてあげたい場所。
美姿勢をつくるのにも大事なポイントですので、適当なケアでなく、自分にあったケアを実践してもらえる方法として取り入れてみてください。