自律神経の乱れにつながる「ある行動」とは?

暑い季節が到来し他のに合わせ、体調の管理はしっかりと行なっていきたいものですよね。

 

嫌でも汗が流れだす熱波と、室内では一転して冷えた空気を浴びることに。

 

雨が多い気候からの変化も相まって、夏に自律神経の疲れを呼び込みやすいのはイメージに難くないと思います。

 

大事にしたい自律神経のバランス。

 

ところで、

 

自律神経ってなに?

 

と聞かれると、案外と漠然とした印象があるだけで、よくわかっていない方も多いのではないでしょうか?

 

まずは「自律神経ってなに?」というところから紐解いてみましょう。

 

 

改めて考える「自律神経」とは?

自律神経、は読んで字のごとく

 

『じりつ』

 

した神経です。

 

『律=法則をもって動く』という意味がある漢字です。

 

 

からだの中の法則を保つために自ら動く神経=自律神経、です。

 

心臓がに動き全身に血液が流れる

無意識の中で消化ができる

体温が下がると震えがあらわれる

 

など、自分の意識ではコントロールできない仕事をつかさどってくれています。

 

交感神経と副交感神経

そして、自律神経は2つの種類に分かれます。

 

交感神経と副交感神経です。

 

こちらもよく耳にする言葉ですよね。

 

身体を興奮させ活動的な状態へ導くのが交感神経。

 

逆に回復に関する役割を担ってくれるのが副交感神経です。

 

副交感神経が担当する仕事の量は交感神経に比べると少なく、顔の表情や眼球の動き、内臓を働かせるといった仕事をしてくれています。

これら交感神経、副交感神経の仕事バランスが崩れてしまうことが不調の原因の一つ。

 

加えて、現代生活は交感神経が優位になる刺激に溢れています。

 

ブルーライトなどの光刺激、精神的なストレス、食生活の問題などがその代表。

 

そして、上記の刺激によって日常生活の中で無意識に生まれてくる「食いしばり」がさらなるトリガーになっています。

 

身体が緊張することで生まれる力みを維持しようとしてしまい、食いしばりという無意識の習慣が染み付いてしまうことで交感神経が優位になってしまうループにはまってしまうんですね。

 

疲れているのに新しい刺激が交感神経優位を加速、緊張状態を維持して食いしばる…という流れです。

 

 

上半身の緊張は下半身にも伝染する…

また緊張状態が下半身にまで伝わると骨盤周囲の固さにもつながります。

 

内臓の入れ物である骨盤周りが緊張して胃腸の調子が悪くなるのはイメージしやすいと思います。

 

そして副交感神経は骨盤の周りに集中している神経。

 

力みが全身的になることで、より副交感神経の働きが妨げられるメカニズムも気にしていきたいポイントです。

眠りが最近浅い、などがある時には「食いしばり」へのフォローをしてみるのはいかがでしょうか?

 

頬の中心を自分で軽くほぐす、というだけでも良い眠りへの効果が期待できます。

 

いまいち原因がわからないけれど調子が悪い、なんて時にチェックしてみたいポイントです。