脳疲労ってなんだろう?【前編】

ここ数ヶ月、脅威のスピードで世界が転変し、新型ウイルスと共に生きる時代がやって来ました。

日常生活から自粛生活へ、そしてまた日常が戻りつつあり、この変化によって、

〝お疲れモード〟になってる方が増えているようです。

 

 

こういった日常に起こる様々な変化は、過度なモノじゃなくても「刺激」と捉えられ、

ストレスになっているのはご存知でしたか?

厚生労働省のHPにも『ストレスとは、外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態のこと』っと記載してあります。

 

 

ストレスに限らずとも、人間関係だったり、お仕事だったり、運動だったり、育児だったり、、、

疲れの原因は多々あれど、休んでも楽にならない、ダルさが残ったりするケースはよく聞く話ですが…。

実はそれ、『脳の疲れ』が原因だと言うことが分かってきたのです。

 

 

今月は、そんな脳の疲れ=「脳疲労」について、取り上げて行きます。

 

 

脳疲労とは、読んで字のごとく脳が疲れている状態。

でも、心臓と同じように脳の機能が止まるコトはないから、脳疲労が起こると理解していても、

その状態をご自身で認識することはなかなか難しく…。

だからこそ、ちょっぴり怖い部分でもあるのです。

以前、NHKのクローズアップ現代でも〝スマホ脳疲労〟として取り上げられていましたね。

ここでは、スマホに特化した内容になっていて、「認知機能の低下」が危惧されています。

スマホを見すぎると頭の中で情報の整理が行われないため、脳が〝ゴミ屋敷〟のようになってしまうそうです。

 

 

もちろん、スマホだけが原因ではないし、懸念される症状は他にもあります。

脳は、体温や血流、呼吸など、身体を良い状態で保つために様々な指令を出していて、

それだけでも結構な活動量なのに、それに加えてスマホやパソコンから膨大な情報が入ってきたり、

ブルーライトで刺激されたり、脳は休む機会が減ってしまっているのです。

 

 

つまり、知らんまに脳みそ使い過ぎの状態になっているというコト。

脳を使い過ぎると、以下のような症状に…(;´Д`)

 

◎頭痛

◎肩こり

◎飽きっぽくなる

◎やたら眠い

◎疲れがぬけない

◎イライラして気持ちが沈む

◎なんとなくやる気がでない

◎物忘れがひどくなる

◎考えがまとまらない

◎集中できない

◎記憶力・理解力・判断力・表現力・思考力の低下

◎コミュニケーション力低下

◎作業効率の低下

◎注意力散漫

◎ミスの増加

 

…などなど。。症状とまでは言えないような、疲れている時の〝あるある〟ですかね(;^ω^)

つまりは、皆さまが感じている疲労感と言うのは「脳が疲れる」コトで起っていると言えるのです。

 

 

筋肉を過度に使いすぎると、炎症を起こして筋肉痛になりますよね?

脳でも、それと同じコトが起こっていると思っていただければ、分かりやすと思います。

 

 

脳内でこの炎症が自律神経を攻撃してしまって、脳の正常な機能が果たせなくなってしまうのです。

 

 

脳や脊髄には自律神経の中枢があり、自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。

先ほども言いましたが、身体の働き(心臓を動かしたり、血液を流したり、体温調節など)を維持する

指令を出す部分でもあります。

 

 

交感神経は身体を活発に動かすときに働き、副交感神経は身体を休めるときに働きます。

これらが互いにバランスを取りながら、身体の機能を正常に保っていると考えてください。

暑い時には体温を下げるように働き、寒い時には熱を作るように働く…っと言った感じです。

 

 

この機能が正常に作用しないと言うことは…。

ストレスが多い状態の場合には、交感神経が活発に働き「緊張状態」となります。

つまり、ストレス状態が長く続くと、身体はずーっと緊張状態になり、心拍数を上げたり

筋肉にチカラが入るようにしたり、エネルギーを消費し続けるのです。

だから、身体は休みたがっていても、脳は活動し続けて疲れがとれない…なんてことが起きるのです。

 

 

副交感神経系には一般に、エネルギーを温存し、体を回復させる役割がありますが、

他にも涙腺や唾液腺の分泌を促したり消化管の働きを活発化させるため、こちらが過度に働いてしまうと

胃酸の分泌が増えて胃が痛くなったり、下痢になったり便秘になったり…。

血圧が下がって、片頭痛を起したりもするそうです。

しっかりと脳とカラダを休めてあげることが、どれだけ大切かお分かりいただけますでしょうか?

脳疲労を解消することは、疲れにくいカラダになると言うコトでもあります。

 

 

ちなみに、脳の疲れが溜まりに溜まると、疲労感を感じなくなるそうです… Σ( ̄ロ ̄lll)

感じなくなるなら、麻痺させた方がいい…なんて捻くれちゃう人もいるかもしれませんが。。

それは、とってもとっても危険な状態です!

 

 

身体は悲鳴をあげているのに、脳がその異常を知らせるサインが効かない状態になってしまうので、

ますます休もうとしなくり、過重労働や過労死が起こったりするそうです。

 

 

デスクワークって、身体の疲れを感じにくかったりするし、仕事への意欲や達成感があると

疲れていても頑張れちゃったりしませんか?

だけどそれって、異常を知らせるサインを無視しているのかもしれません…(;´Д`)

 

 

だからこそ、脳疲労は早めに解消しておきましょう。

 

 

シーズでは、常々 脳疲労に『脳休息ヘッドスパ』をオススメしています。

なぜ脳休息ヘッドスパがいいのか?…後編ではそんな話を中心に、解消方法をお伝えしていきます。

どうぞお楽しみに(^^♪