大阪モデルの達成など、少しづつ以前の生活を取り戻せる気配も感じられるようになりました。
しかしながら、急な緩みが出てしまうと感染者数の再増加!という怖さもある。
せっかく予防行動の効果がでてきた状況を悪い方に向かせないためにも、しばらくは警戒モードの継続が必要かもしれません。
希望は感じられながらも、もう少しだけ気をつけていかねばですね。
〜自粛ストレスを表す一言「息が詰まる」〜
自粛生活の中で出てくる辛さも色々ですが、その一つに
「息が詰まる」
という声があったりします。
生活の変化と飛び交う情報のせいで、いろんな意味で息が詰まっていらっしゃるのではないでしょうか?
冗談のような本当のような、声高にしてこなかった本音として
『旦那がずっと家にいてストレスだ!!』
なんて発信が耳に入ることも…。
こんな風に言いたい放題を口にできる間は発散の吐口にもなります。
けれど日々の忙しさに忙殺されて、そんな声を上げることすら忘れてしまったり。
学校のないお子さんのお世話に食事の準備。
家族の人数が増えるほど、普段よりも洗濯や掃除の回数も比例して増えてしまうのは必然かもしれませんから、不満を何気なく口にするヒマもない。
加えて自分の時間がとれない、というのは何よりのストレスです。
外出自粛で友達と会う機会も少なく、好きなことを話す機会も減少してしまう。
様々な原因が絡み合い、
「声の出し方」
すら忘れてしまった…なんて話も冗談にならないような状況でした。
「息が詰まる」感覚を身体の面から紐解けば、呼吸の乱れた状態であると言えます。
詰まりがある際はどちらかというと『吐き出す』ことができていない。
ですから、意識的に息を吐くことで解消がしやすいです。
大きな声は出せなくとも、ゆっくりと息を吐くことを忘れずに。
ストレスなどで呼吸の乱れが病的に現れる一つに《過呼吸》という症状があります。
《過呼吸》は、身体の中の酸素や他の気体ガスとのバランスが乱れて息の吸いすぎなどを起こして呼吸が上手にできなくなる症状です。
入ってくるものが悪いものになって、外に出すことができない…。
コロナ騒動から生まれた「息が詰まる」感覚も、ある意味でストレスが入ってきすぎて起こる軽度な過呼吸のように思えてきます。
だからこそ、『吐き出す』ことが重要になる。
時間を忙殺する理由は多々かもしれせんが、上手な発散が本当に大事になるんですね。
〜吐き出しができないことで鬱々としてくると…〜
また東洋医学の目線で考えると、呼吸のための器官である「肺」は「大腸」と関係があります。
肺がエネルギーの入り口と考えると、大腸はエネルギーを使用したあとに不要になったもののための出口の役割を持っている。
肺の発散の方法がない状況につられて大腸も『出す』ための身体の反応を鈍らせ、不要物を捨てるトイレの出も悪くなる…というような関連も現れてきます。
自然と出されていくはずのものが体内に溜まっていくことは、気分の鬱屈に拍車をかけてしまう原因にも。
また、東洋医学的に考えると鬱々とした気分は
「気鬱」
という状態にもつながってしまいます。
「気鬱」は身体の中の気の流れが悪くなった状態。
気は元気のもとですから、全身から気力も失われていく。
気力の減退は肝臓・脾臓などにも悪影響を及ぼし、肺の機能をさらに悪くしてしまう悪循環にもつながります。
〜手軽にできる「息の吐き出し」「鬱々気分対策」のツボを利用しよう〜
気鬱=気分の落ち込みに自分で手軽に対策していくのに最適なつぼが
合谷
百会
の2つになります。
脳休息ヘッドスパでもポイントにしているつぼになります。
リラックスにも役立つを2つをお風呂につかりながらでゆっくり押してあげる。
息を吐き出しながら力はじんわりとハンコを押すように、5〜10秒くらいで肺の中身を全て出すイメージで行います。
痛みを感じる押し方よりも、じんわりとした身体への響きと呼吸をゆっくり感じながら行うのがベスト。
声を出す、ができないとしても『ゆっくり息を吐き出す』という時間をほんの少しつくるだけでもリラックス効果は充分。
代替行動でも脳にとっては同じことをしている認識になりますから、詰まりを感じるときこそ息を吐き出す際の身体の動きを感じてみてください。
自分でやるのが大変だと思う方は、営業再開しましたらヘッドスパを受けにきてもらうのもオススメですよ。