頭痛を撃退!【頭痛の種類とメカニズム2】

さて、今回もツライ頭痛についてお伝えします。

まずは先週のおさらい・・

 

頭痛の種類は、主に3つ。

(1)緊張型頭痛

(2)片頭痛

(3)群発頭痛

先週は(1)緊張型頭痛と(3)群発頭痛についてお話ししました。

今回は、(2)片頭痛についてです。

片頭痛とは…

片頭痛は、女性に多くみられる症状で、ズキンズキンと痛むのが特徴であると、

前回もお伝えしました。

片頭痛には、約800万人もの日本人が悩まされているそうです。

 

遺伝的なモノも考えられますが、神経伝達物質であるセロトニンの影響で

血管の収縮・拡張するコトによって、周囲の神経や筋肉を刺激するコトによって痛みが生じます。

緊張型頭痛が「筋肉」、片頭痛は「血管」が原因となります。

 

では、なぜ血管が収縮・拡張するのか?

セロトニンってなんなのよ?!・・・っと言う疑問が沸いてくるかと思います(;´Д`)

 

そして、ここでも登場するのが、↓↓↓

 

         ストレス

セロトニンが不足する理由は、コレなんです。。

そもそものセロトニンの役割は、血管の収縮させる物質であると考えられています。

そして、心を安定させる役割を持っていると言われるのも「セロトニン」。

 

過度のストレスから心のバランスを保とうと、セロトニンが一気に放出されて血管が収縮します。

そのセロトニンが分解されて減少すると、収縮した反動で血管は一気に拡張…。

それが、頭痛の原因となります。(拡張した血管が、周囲の神経や筋肉を刺激します)

セロトニンは「幸せホルモン」と言われたりして、脳内物質であるイメージが強いですが、

実際には、その他の臓器の中に多くあり、脳内には約2%ほどしかありません。

 

なので、セロトニン不足が原因と言うより、過剰に放出させてしまうコトによって、

結果的に血管が拡張する自体に陥り、周りの神経や筋肉を刺激してしまうのです。

 

んー・・・書いているワタシ自身が、増えてるんだか減ってるんだか、

混乱してきました(笑)

とにもかくにも、片頭痛の原因は「血管の拡張によるモノ」であると言うのが、一般的な見解。

ここからは、まだ明確にはなっていませんが、比較的新しい頭痛の捉え方のお話になります。

 

『片頭痛は、脳過敏性症候群という症状の1つである。』っと言う見解です。

 

また難しい言葉が出てきましたね(笑)

脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)とは、脳の興奮が収まらない状態が続く病気。

●耳鳴り

●めまい

●不眠

●イライラ

●片頭痛

…等々の主な症状は、この「脳過敏性症候群」だと言われます。

原因は不明で、中には片頭痛の間違った治療によってなったり、鎮痛剤の常用によって

引き起こされる症状とも言われています。

 

この脳過敏性症候群の症状で、一定の年齢でよく現れるのが〝片頭痛〟なのです。

 

幼児や中高年の場合、頭痛が症状に出るコトが少ないですが、

思春期から40代ごろまでは、先ほどの「血管の拡張による」コトが原因となり

片頭痛が顕著に現れると考えられています。

 

恐ろしいコトに、耳鳴りだけでなく、頭がガンガンする「頭鳴(じめい)」も合わせもった

 

ケースも多いです。

頭鳴とは、頭の中で雑音が鳴り響くような症状で、吐き気を伴ったり、めまいなども引き起こします。

 

子供の頃から、片頭痛がある方はこの脳過敏性症候群の可能性が高いです。

脳過敏の状態が続くと、「ボーッとする」「イライラしてすぐ怒る」「融通がきかなくなる」

「頭がまわらず仕事がはかどらない」 と言うコトが起こり、周囲に煙たがられるようになったり、

以前ほど頭がうまく働かないと感じたりする事もあるそうです。

 

また頭痛の前兆で、目がチカチカしたり、光や音に反応したりする方も注意が必要です。

以前、私が勤めていた会社に、頭が痛いからと薬を常用している先輩がいました。

ホント頻繁に、薬を飲む所を見かけていたので、

「そんなに薬飲むと、効かなくなりませんか?」と聞くと、

「いやぁ~、飲んどかないと頭痛くて気持ち悪くなるんだよね。。」とおっしゃったのを覚えています。

 

その会社では、データ入力がメインの仕事だったので、その先輩の言葉で

私はすっかり、肩こり⇒頭痛⇒吐き気・・・っと言う図式が頭に刷り込まれたんですよね。

 

ホント〝知らない〟と言うのは怖いコトで、、

おそらくその先輩は、片頭痛と緊張型頭痛が併発いたんだと思います。

それを私は、「そこまでならない私の肩こりはマシな方だ」と軽く認識してしまい、

その後、先輩をフォローするために懸命に働き、心が病みました。。。(汗)

もちろん肩こりだけが原因ではありませんが。。

 

知らず知らず、ストレスがかかっていたんだと思います。

〝セロトニン不足〟の怖い所でもあると思います。文中でも書きましたが、

セロトニンは「幸せホルモン」と言われて、痛みを緩和したりやる気を起こしたりする物質。

自律神経とも深い関わりがあって、不足するとうつ病になったりすると言われています。

 

片頭痛と言い、うつ病と言い、ストレスってホント怖いです。。

仕事にココロと身体を押しつぶされるなんて、あってはならないけれど、

誰しもなる可能性があると言うコトを、認識して欲しいなぁと、

私は心から思っています。

 

次回より、いよいよ対処法です!是非とも参考にして頂ければと思います。