今回のコラムは、夏本番に向けてお伝えしておきたいことを取り上げて行きます!
それは…、
1年のうちで、夏は最も睡眠不足になりやすくなると言うコト。
コラムでは、ボディケア・メンタルケアなどなど、様々なお話をさせて頂いておりますが。
体調の回復には、やはり〝睡眠〟が大切だとシーズは考えます。
今も、季節の変わり目で体調を崩される方も多くいらっしゃいますので、
睡眠について、深めに掘っていきたいと思います。是非ご参考にしてくださいね(^^♪
某大手通販サイトで、睡眠に関する本がなんと4,000件以上。
テレビの情報番組などでも取り上げられ、いろんな情報が飛び交ってますよね(笑)
もしかしたら、それだけ〝不眠〟で悩んでいる方が多いのかもしれませんが…。
健康志向の日本では、けっこう注目されているキーワードなんでしょうね。
そもそも…、なぜヒトは眠くなるのか?
人間が当たり前に持っている「機能」と言ってしまえば、それまでなので…(;^ω^)
意外と考えたコトある人は少ないかもしれません。
哺乳類は例外なく睡眠をとるそうです。それを考えると、哺乳類の進化の過程で、
眠らないように進化しても良かったはずなのに、そうはなっていない…。
「記憶」や「感情」も密接に関わっていると言う研究者の話もありますし、
睡眠については、いまだ解明されていない部分も多々あるため、
ちょっと逆説的になってしまいますが…、
『それだけ睡眠が必要だから』っとしか言えないのが現状です(苦笑)
そうなると、今度は〝必要となる要素〟が気になりますよねw
じゃぁヒトが眠らなかったらどうなるか?…っと言う部分については、皆さますでに
ご存知の通り、体調を崩しますよね。
ちなみに、ギネスブック公認の不眠の世界記録11日間と言うのがあるそうですが、
この記録を更新していくことは、健康を損ねたり死に至る可能性を考慮して、
ギネス側がその後の記録更新を拒否したと言われています。
体調不良とは、ちょっとイメージ違うかもしれませんが、
一番分かりやすい例を出すならば〝時差ボケ〟も、その障害の一種と言えます。
人には、『概日リズム(がいじつリズム)』もしくはサーカディアンリズムと呼ばれる、
生まれ持ったリズムがあります。
地球上で自転周期(24時間)に合わせて活動するためのモノで、昼夜の変化に同調して、
体内環境を積極的に変化させています。
このリズムをもたらしているのが、所謂「体内時計」もしくは生物時計と言われるモノです。
人の体内時計の周期は24時間よりも若干長い為、体内時計のタイミングを外界の24時間周期の
昼夜リズムに一致させるシステム(同調機構)があります。
概日リズムの影響下に、睡眠はもちろんのこと体温や各種のホルモン分泌活動もあるので、
これらのリズムが同調できなくなると、心身の変調をひきおこすと言うワケ。
時差ボケになるのも、治してくれるのも、この同調システムが起す生理現象なのです。
つまり、この同調システムが正しく機能している限りは、眠れるっと言うコトになります。
睡眠を維持するために、体内時計は生体機能を総動員します。
それだけ、身体を整える大きな役割を果たしていると言うことなんでしょうね。
『眠らないと生きていけない』っと言う表現は、大袈裟なことではないのかもしれません。
良い睡眠をとるためには、寝る前にテレビやスマホを見ないっと言うのは良く聞く話。
これは、同調システムが関連しているからです。
人間を含む哺乳類は、神経経路をたどって目から入った明暗環境の情報が体内時計に伝達されます。
人間では朝の強い光は体内時計を早める方向に、夜の光はこれを遅らせる方向に働きます。
ちなみに…
ヒトの体内時計が〝約24時間〟なのは、遺伝子レベルの活動が24時間周期で
繰り返えされることから、体内時計の概日リズム信号が生じていると考えられています。
では、睡眠中、カラダの中で何が行われているのか??
第一に言えるのは、『脳の休息』です。
脳は大量にエネルギーを消費しているので、とても脆弱です。痛みやすくもろい臓器です。
言うまでもなく、脳は全身の司令塔でもあるため、痛んだ脳をそのままにしておくと、
正常な精神活動や身体活動ができなくなり、生存を危うくさせることになります。
身体疲労は、睡眠でなくとも解消されますが、大脳は睡眠じゃないと回復できません。
その他に、成長ホルモンの分泌によって、細胞の新陳代謝を促します。
それによって免疫力が高まり、傷や病気の予防につながり、治癒も促したり、
代謝を促す酵素の生産、体内の老廃物の処理が行われています。
ただし、脳が休息していると言っても、活動がとまっているワケではありません。
人体は、常に最適な睡眠の状態を保とうとします。
つまり、脳は自ら眠れているのか眠れていないのかを判断し、管理していると言うこと。
睡眠のメカニズムには、人間の『恒常性』も大きく絡んできます。
恒常性とは、生体がさまざまな環境の変化に対応して、内部状態を一定に保って生存を維持する現象のこと。
言わずもがな、眠ったら起きなきゃいけませんよね(笑)
「睡眠」と「覚醒」はセットだからこそ、成り立っていますが、
例えば、概日リズムを意図的に狂わすように、長いこと真っ暗闇にいるようなコトをしたら
ずっと眠り続けてしまうのか…?!って仮説が起こるワケです。
そうならない為に、恒常性が上手く組み合わさっていて、
断眠時間が長くなると睡眠欲求は増加して、そのうち自然と眠ってしまいます。
寝ることで睡眠欲求は減少し、満たされると自然に目が覚めるように出来ているのです!
人間の身体は、ホントよく出来ていて…
睡眠もさることながら、生きようとするチカラの強さを感じます。
今回睡眠への基礎的な理解が深まったところで、次回は睡眠の〝リアル〟と言うべきか…
睡眠の影響とか、睡眠の各種〝個性的〟な部分を取り上げます。
実はこれ、ヘッドプロセラピストのスクールテキストを参考に書かせて頂いています。
すごく内容が濃くて、、
ここまで勉強するんだなぁ…と感心しきりでした。
睡眠だけなく、他の要素ももちろんですが、なぜイマ頭に特化したセラピストが必要なのか。
ジワリジワリと浸透するような感じで、分かってきました。
私はどちらかと言うと、知識より実績・経験を重視するタイプで、
とりあえずやってみて、後追いで知識をつける感じでした。
だけどまぁ、今のご時世。
恐ろしいほどの情報量で、もちろん伝え方の問題でもあるとは思うのですが、
〝ホント〟だと思ってしまうヒトも結構多いですよね。
だからこそ、いろんな情報が飛び交う中で、正確な情報を掴んでもらうために、
シナさんはセラピストとしての技術はもちろんのこと、コミュニケーション心理学や経営学など
多種多様、各方面からの学びを深めて来たんだなぁ…と裏付けされたような感じです。
興味のある方は、ぜひ一度シナさんにお話し聞きに行ってみてくださいね~。
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次回の睡眠のお話も、お楽しみに(^^♪