「内臓をいわたる」とは?

新年度に入りました。
どうやらまた『漢方』に密やかなブームが来てるみたいですね!
…なんて、SNS等々を見てなんとなく感じた個人的見解ですが(^^;)笑
私が知らなかっただけで〝根強い人気〟だったりするのかもしれません!

 

このコラムで書いた『漢方アロマ』シリーズも、けっこう反響がありましたし、
現在オーナーが毎月開催しているプチ中医学講座も、人気が高いですし!
漢方の詳しい情報が、広がって認知されて来たと言う事でしょうね♪

 

そんなワケで今月は、漢方の根底にある中医学の観点から、
より生活に身近で取り入れやすい内容を深掘りし、『中医学で内臓をいたわる』
と言うコトを、オススメさせて頂きます~(^^♪

 

中医学の基本理論となっている「五行陰陽説」の中で
今回、取り上げるのは【五味】の部分。

体質改善には「食生活の見直し」なんてコトもよく言われますよね。

食事の内容だけでなく、味によっても内臓にかかる負担が変わってくるコトが
五行陰陽説の中では解かれているのです。
これを知る事によって、食に対する意識が変わるかもしれません!

 

【五味】とは、上記の五行表でお分かりかと思いますが、
「甘い」「辛い」「苦い」「酸っぱい」「鹹(しおからい)」の5つです。

 

これらの5つの味が、それぞれ五行表の同じたて列にある臓器へと影響します。

 

『甘いモノ』⇒「胃・脾臓」
胃が弱っている人が食べると良いとされています。
(ちなみに砂糖のような甘さではなく、でん粉質のようなほのかな甘みを指します)
⇒穀物、芋類、麺類、大豆やかぼちゃなど。

 

『辛いモノ』⇒「肺・大腸」
風邪を引きやすく、気管支が弱い人が食べると良いとされています。
⇒しょうがや辛子、玉ねぎ、大根など。

 

『苦いモノ』⇒「心臓・小腸」
動悸・息切れしたり、口内炎がある人が食べると良いとされています。
⇒にがうり、パセリ、クレソンなど。

 

『酸っぱいモノ』⇒「肝臓・胆のう」
お酒をよく飲む人が食べると良いとされています。
⇒柑橘類、梅干し、イチゴやトマトなど。

 

『塩辛いモノ』⇒「腎臓・膀胱」
骨粗鬆症予防などに食べると良いとされています。
⇒昆布やわかめ、貝類、黒ゴマなど。
食材の味はもちろんのコト、〝味付け〟でも同様に考えられます。
この5つの味は、互いに影響しあっているので、五行と同じように
味の影響を強めたり弱めたりするコトも可能なのです。

 

<補足>
相生(そうせい)の順に、相手を強める。
相剋(そうこく)の順に、相手を弱める。

 

例えば『酸(木)』が強すぎる時には、『甘(土)』で弱めて調和できます。
内臓への影響も、それによってバランスよく保たれるワケです。
甘酢タレなどは、その最たる例で『酸』も『甘』も両方の恩恵を受けられる
味付けだったりするのです。

 

ちなみに、こういった考えを元に考えられたのが【薬膳料理】なんですよ!

そして中医学では、人間の身体の状態を表した概念があり、その中のひとつに

寒と熱があります。(陰と陽、虚と実も同じ概念です)

 

これと同じように、食べ物も「寒」と「熱」に分けて考えられています。
ほてった身体を冷やす性質があるモノを「寒」、
ポカポカと熱を帯びる性質があるモノを「熱」としています。

 

そのため、冷え性の人はあまりたくさん「寒」の食べ物を摂りすぎないようにして、
「熱」のモノと取るようにすると、心身のバランスがとりやすくなるのです。

 

つまり、自分の身体にあった食材を選ぼう!…っと言うコトになります(;´Д`)

今やネットですぐに知識や情報を得て、にわかに試してみるコトも出来ますが、

『自分の身体にあった』と言うところがポイントで、そこをある程度おさえないと
あまり効果が得られない可能性があります。

 

だからこそ、漢方アロマと共に経絡測定器が作られたのです。
人間の数だけ症状があって、対処法があると考えると、カウンセリングだけでは
判断しかねる部分も出てきます。
経絡測定器で身体の状態の目安が分かる事によって、施術に活かせるのはもちろん。
ご自身の状態や体質を、客観的に判断することができます。

 

もちろん、シーズは病院ではないので、あくまで目安ではありますが、
ご自身を見つめなおす、よいきっかけになるのは間違いありません。
ご自身の測定結果を見ながら、いろいろ質問して中医学を学んでみるのも
オモシロいかもしれませんね(笑)

 

ご自身の身体に合った味や食材で、内臓からいたわってあげてください(^^♪

 

経絡測定器&漢方アロマを使用したメニューは、『かっさ排酸術』です。
ご興味ある方は、ぜひお問合せ&お試しくださいね!